ふきよせるかぜになびく文

根無し草の戯れ言です。労働とか文化とか。

2018-01-01から1年間の記事一覧

古いドラマを持ち出して

機械などの構造や性能を表示したもの。仕様。また、仕様書。 手元の電子辞書には、そう表示されている。 電子機械に暗い僕でさえ、時たま耳にするスペック。specificationの略だ。ちなみにspecificationを英和辞典で引くと明細、基準、水準、仕様書などと出…

明けの明星は東の空に輝く

日本一の漫才師を決める漫才の大会、M-1グランプリが放送された。平成最後の開催で平成生まれのコンビが初めて優勝するなど、例年以上の大きな盛り上がりをみせ、視聴率もとても高かったようだ。僕はリアルタイムでは観られなかったけれど、録画したものをあ…

高いところから失礼しているよ

日本は選挙の投票率が低い。投票に行かなかった人に理由を聞くと「投票しても結果は変わらないから」と答える人が少なくない。たしかに、あなたの1票が当落を直接左右することはないかもしれない。 しかしながら! 主権者たる国民が民意を示すべき貴重な機…

またベイスターズのファンになる

1ヶ月ほど日本を離れている間に横浜DeNAベイスターズの2018シーズンが終わっていた。 今は本当に便利で、海外にいても経過や結果を知れるどころか、試合の生中継が無料でネット配信されている。時間が合えばちょこちょこスマホやタブレットで観戦していた。…

かばんは四次元ではないけれど

長財布がズボンのうしろポケットから、半身どころか、選挙カーの窓から体ごと乗り出す鈴木宗男の箱乗り状態となってこぼれ出ているのをたまに見かける。前からあれを見るにつけて、落としたり盗まれたりしないのだろうかと、他人事ながら心配になる。 僕の財…

never surrender

僕のまちの映画館は、妙に遅れたタイミングで少し前の話題作を上映することがある。観たかったけど観れてない作品をやってくれると大変ありがたい。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』もその一つだ。 数年前に公開され、メリル・スト…

ヒゲ脱毛しない未来もあったけど ①

ヒゲが濃い。しかも肌が白いのでそれが目立つ。悪目立ちだ。 ヒゲの脱毛は学生の頃から何度か考えたが、時間がかかる。お金もかかる。美容外科のプランを見るたびに、まぁいいかと思い留めていた。だがこのたび図らずも時間ができたので、数年ぶりにいくつか…

服をまとわぬ俳優たちは

もし仲のいい女友達がいて「『君の名前で僕を呼んで』観た?」と訊かれたら「ティモシー・シャラメが上半身裸で出てくる映画ね」と返すだろう。 映画の舞台北イタリアの夏が温暖なのはよくわかったが、あまりに多いので(家の中でも)、また裸かよって思って…

次の段階を踏むにあたって

思うところがあって6年近く働いていた会社を辞めたのは春のことで、今現在はフリー(自由あるいは無職)である。この1週間あれこれ思案したところ、今いちばん筆が乗るのは、ぼくが仕事を辞めるまでの経緯ではないかと思い至った。 ぼくが民間企業に雇用さ…

比較的長い文章を

気がつけば、ツイッターなんかで自分が考えたこととか思いついたことやらを、短い言葉でぽんとネット上に置くことばかりやっている。それはそれで楽しいのだけれど、短文で要点だけを、ぎゅうぎゅうと詰め込むことばかり上手になって(無駄を削ぎ落とすって…